ここでは、ICカードの耐用年数についてくわしく解説しています。より長く使うために知っておきたいポイントなどもまとめているので参考にしてください。
磁気型のカードもICカードも、設計上は10年程度の耐用年数を持つと言われています。しかしながら、ICカードはその複雑な仕組みが理由なのか、磁気データ型のカードに比べると少し耐用年数が短めになるとも言われます。早い場合は3年~5年程度で使えなくなってしまうこともあるよう。
そうした特徴を考慮すれば、5~10年程度と考えておくのが良いかもしれません。
ICカードをより長く使うためには、「強い磁気を発するものを近付けない」「IC部分を傷付けない」「濡らさない」「高温になる場所には置かない」といったことに注意するのが大事です。
また、ICカードに限らず国産のものは品質面で信頼できることが多いため、国内生産かどうかに着目してICカード制作を依頼するのもポイントです。
ICカードの磁気不良の原因となるのは、主に経年劣化や傷です。ICチップにはデータが入っていますが、経年劣化や傷などによってその部分のデータが読み取れなくなると、エラーが起こるのです。
普通に使っていても劣化はしていくものなのである程度期間が経てば仕方ありませんが、先ほど紹介したように「強い磁気を近付けない」「IC部分を傷付けない」「濡らさない」「高温にしない」といった対策によって磁気不良をなるべく起こさないようにすることも大事です。
低コスト需要もあり最近は一部あるいは全部を海外生産に変えている会社もありますが、日本カード印刷では、全プラスチックカードを国内生産で統一しています。また、預かったデザインや仕様データの「10年間保管」などアフターフォローも充実で、急ぎの再発注や長期間経過後の印刷などでも便利に利用できます。
富士フイルムイメージングプロテックは国内に自社工場を保有しており、そこで設計・製造を行なっています。扱っている規格はFelica、FeliCa Lite-S、FeliCa Lite-Sシールタグ、Mifare、I-CODE SLIX2の5種類。その他電子マネー機能付きの社員証などさまざまな仕様を叶えてくれます。
ICカードの制作会社選びにおいて欠かせないのは、提案や要望をしっかり汲んでくれる「柔軟性」を持っているかという点に尽きます。柔軟性がないと希望のデザインに仕上がらなかったり、当初は安かったけどいろいろ提案された結果金額が高くなってしまったということも起こりうるからです。会社の選び方からおすすめのICカード制作会社まで紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
二大規格のFeliCaとMifareに対応し、豊富な印刷方法を持っている会社のうち、実績を明記しているのが3社。それぞれ特長を持った日本カード印刷、トッパン・フォームズ、日本貿易印刷を紹介します。
ICカード制作会社のGoogle検索100位までにヒットした会社、企業データベース「Baseconnect」に掲載されている制作会社から、「ICカード」に対応している会社は全40社でした。そのうちFeliCa&Mifare対応、印刷方式を明記している会社で公式HPに実績を掲載しているなかからそれぞれ特長・強みを持つ3社を厳選しています(2022年7月時点)。日本カード印刷は唯一の国産のICカード制作会社、トッパン・フォームズは唯一の関連システムもワンストップで対応する会社、日本貿易印刷は唯一の10万枚の大量生産が可能な会社です。